エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.346
2014.08.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「GV-N75TWF2BK-2GI」を使い、ゲーミングPCを組み立てて、その気になるポテンシャルを確認していくことにしよう。組み合わせるマザーボードは、GIGABYTEのゲーミング向けMicroATXモデル「GA-Z97MX-Gaming 5」。CPUには8,000円台の低価格ながら、CPU倍率を変更できる“Anniversary Edition”のPentium G3258をチョイス、コンパクトPCにも無理なく対応できる構成にした。なおテスト環境の詳細は以下の通り。
検証で使用したマザーボードは、「G1(TM) Gaming」シリーズに属するMicroATXモデル「GA-Z97MX-Gaming 5」。着脱式のオペアンプを搭載する高音質オーディオ回路「G1(TM) Audio」や、Qualcomm「Killer E2200」シリーズのネットワークチップなど、ゲーミングPCに必要とされる機能をほぼすべて網羅している |
リファレンスでは不要とされる補助電源コネクタと、オリジナルクーラー「WINDFORCE(TM) X2」で強化されている「GV-N75TWF2BK-2GI」。そうなるとやはり気になるのがオーバークロック耐性だ。そこでまずは、GIGABYTE謹製ツール「OC GURU II」を使い、GPUコア、メモリコアのチューニングを試してみることにした。
5つのチューニングプロファイルを切り替えることができる「OC GURU II」。今回はコア電圧を変更せずに、コアクロックとメモリクロックを調整した | |
GPUコアクロックは1,225MHz、メモリクロックは6,350MHz(1,588MHz×4)まで安定動作が可能。なおコアクロックは、GPU Boostにより最高1,381MHzまで上昇した |
今回の検証機ではコアクロック1,225MHz、メモリクロック6,350MHzまでは、全てのベンチマークが安定して動作した。ちなみにリファレンスとの比較では、コアクロックは+205MHz、メモリクロックは+950MHzの大幅アップで、その伸び率はまさに驚異的。PCI-Express補助電源と「WINDFORCE(TM) X2」によるアドバンテージは、非常に大きいことが分かる。