エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.346
2014.08.09 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは実際のプレイシーンを想定し、ゲームベンチを使用した計測に移ることにしよう。まずはクアッドコアCPUと、DirectX 11以上のグラフィックスカードが要求されるオープンワールドゲーム「WATCH DOGS」から。測定は、パトカーとのカーチェイス部分を約3分間プレイし、そのフレームレートを「Fraps」を使い計測。解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、描画設定は“中”と“高”を選択している。
Pentium G3258:WATCH DOGS“中”(fps) | |
Pentium G3258:WATCH DOGS“高”(fps) |
いずれの品質設定でもAverage FPSは20fps後半で、快適なプレイを期待するには少々厳しい結果。ただし、画質設定によるスコア差が小さいこと、さらに「WATCH DOGS」がクアッドコアCPUを要求していることから、CPUがボトルネックとなっている可能性を考慮し、手持ちのCore i7-4770Kに変えて、測定をしてみることにした。
Core i7-4770K:WATCH DOGS“中”(fps) | |
Core i7-4770K:WATCH DOGS“高”(fps) |
CPUをCore i7-4770Kに変更すると状況は一変。Average FPSは、描画設定“中”で50fpsオーバー、“高”でも40fpsを上回り、シングルプレイなら全く問題のないスコア。Min FPSも30fpsを切ることはなく、実際に操作していても見違えるほどスムーズに動作した。「WATCH DOGS」をプレイする場合には、グラフィックスカードもさることながら、CPUもハイエンドなものを用意する必要がある。
次にDirectX 11対応のFPSゲーム「ロストプラネット2ベンチマーク」をチョイス。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかるようにセットして計測を行った。なお解像度設定は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
こちらもCPUがボトルネックとなっているためか、1,280×1,080ドットではややスコアが伸びきらない印象。とは言え、いずれの解像度でもシングルプレイの合格点である30fpsは超えており、最高画質で快適にゲームを楽しむことができる。