エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.347
2014.08.11 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
エルミタでは久々の登場となる、Cooler MasterブランドのPCケース。今回は静音志向の「Silent」ラインに属するミドルタワーモデル、「Silencio 452」を取り上げる。
検証を進める前に、「Silent」のプロフィールをご紹介しよう。現在Cooler MasterのPCケースは、「Centurion」「CM 690」「Elite」「HAF」「N」、そして「Silent」の全6つのラインに分類されている。それぞれの個性を大枠でカテゴライズしているワケだが、中でも最も分かりやすいのが「Silent」ラインだ。文字通り「静音」を全面にアピールし、密閉したフロントパネルとトップ面(一部任意で開放可能)、さらに吸音シートの採用で「機械的」ではなく「物理的」に音を封じ込めようというコンセプトが特徴だ。現在の製品群は、「Silencio 652S」「Silencio 452」「Silencio 352」の3モデルで構成されている。
「Silent」ラインのフラッグシップモデル、「Silencio 652S」 実勢価格税抜16,000円前後 製品情報(Cooler Master) |
そんな静音志向の「Silencio」シリーズにあって、市場想定売価税抜11,000円前後の普及価格帯を任されたのが「Silencio 452」というワケだ。フロント開閉ドア付きで、PCケース内部(両側面およびドア裏)には吸音シートを敷き詰めたミドルタワーとしては、戦略的な価格であり、「Silencio 452」最大の魅力ともいえる。上位機種に手が出なかった人にとって、十分ターゲットの範囲内に収まる高いコストパフォーマンスを武器に、市場からの注目を集める「Silencio 452」をじっくり解説していきたい。
Silencio 452 市場想定売価税抜11,000円前後(発売中) 製品情報(Cooler Master) |