エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.347
2014.08.11 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
電源ユニットは主流のボトムレイアウト。吸気ファンに面する底部には防塵フィルタ付きの通気孔が設けられている。また電源ユニット本体とシャーシ設置面には金属同士が擦れ合う事を嫌い、4箇所にクッションが装備されていた。
ボトムレイアウトの電源ユニット搭載スペース。有効スペースは開示されていないため、後ほど計測してみよう。なお真横にはケーブルマネジメントホールが用意されている | |
マウント方法は一般的なインチネジ留め式。底面には吸気ファン用に防塵フィルタが装備され、メンテナンス性を考慮し、着脱ができるようになっている |
拡張スロットは、標準的ミドルタワーPCケース同様の全7段仕様。ツールフリー機構の用意はなく、至ってシンプルだ。さらに拡張ブラケットに該当するブランクパネルは、必要箇所のみくり抜いて使用するタイプ。一度外してしまうと“それっきり”になってしまうため、このタイプを嫌う人は少なくない。しかし経験上、意外にも「塞ぐ事ができなくて困った」記憶はあまりない。
プラモデルのランナーとパーツよろしく、ブランクパネルは必要箇所を切り取って使用。評価サンプルは2段分が既に外されていた |
本体内部構造チェックの最後に、ケーブルマネジメント&スルーホールをチェックしておこう。さすがに最新作だけあって、「裏配線」に特化した設計が随所に見て取れる。
まずマザーボードトレイ背面にケーブルを引き回すスルーホールは、電源ユニット搭載スペースすぐ横に1つ、マザーボード縦列の横に2つを用意。いずれもケーブルを傷付けないように、ゴム製グロメットが装着されている。また、フロントパネルからはアクセスポートやスイッチ類から伸びるケーブルが多いため、これらをストレスなくPCケース内部に引き込む穴や、HDDやSSDに接続したSATAケーブル類を引き込む穴も、使い勝手のいい箇所に配置されている。マザーボードトレイ背面には、タイラップ(結束バンド)を固定するフックもあり、これらを上手に使いこなせば、きれいな配線ができるだろう。
実際に組み込みを行うにあたり、ここで「Silencio 452」の付属品をチェックしておく。組み込みに必要なネジ類は、ジッパー袋にひとまとめに収められ、マザーボードトレイにある穴にワイヤーで固定。小分けされていないため、必要なネジを都度探す必要がある。ただし種類が少ないため、さほどの手間ではない。
Stand-off socket | Stand off |
#6-32×6 screw | M3×5 screw |
#6-32×5 screw | #6-32×31 screw |
ODD toolfree Assembly | HDD toolfree Assembly |
Water Cooling Bracket | Buzzer |
Cable tie | マニュアル |