今年開催された「COMPUTEX TAIPEI 2014」において、数々の新製品を披露した
CORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)。このたび、米国本社でGlobal Product Marketing Managerを務める
George Makris氏が初来日した。そこで国内正規代理店の
株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)協力のもとインタビューを実施した。CORSAIRのキーマンが語る、製品開発の裏話、「あのサイドパネル」が生まれたきっかけ、開発コンセプトで最優先すべき決め手とは? また、初の秋葉原で最初に向かったのはやはりあのお店だったようで・・・。
CORSAIR米国本社のGlobal Product Marketing Manager George Makris氏。現在はPCケースや水冷関連、冷却ファンといったカテゴリーを担当するが、今回はその中でもPCケースの話を中心に話を聞いた。
|
George Makris氏 CORSAIR製PCケースが備える豊富なアイデアの多くが、彼の頭脳から生まれるといっても過言ではない、同社PCケース部門のキーマン。「娘と遊ぶ時間を優先している」と語りつつ、自身も筋金入りの“ハード”な自作ユーザー。CORSAIR製パーツで武装したGeForce GTX 780搭載マシンで、日々ゲームを楽しんでいるという
|
初の秋葉原を満喫、自作歴は約20年の筋金入り
- 編集部:
PCケース部門には立ち上げから携わっているとお聞きしていますが、Georgeさんの経歴から聞かせてください。
- George氏:
CORSAIRでは今年で10年目になります。入社当時はメモリの担当で、毎日テストの繰り返しでしたね。その後、PCケース部門立ち上げとともに現在の仕事に就いています。ちなみに、CORSAIRの前にはEA(エレクトロニック・アーツ)やGatewayに在籍していた時期もありました。
- 編集部:
自作歴はどのくらいになりますか。
- George氏:
古いですよ。1993年頃からでしょうか。当時はIntelの「i486DX2」を使って自作に挑戦していました。たしかクロック周波数が66MHzのモデルを、100MHzにオーバークロックして楽しんでいましたね。
- 編集部:
現在のプライベートPCのスペックが気になります。
- George氏:
PCは全部で4台持っています。そのうちの1台、ゲーム用のマシンは、CPUが「Core i7-3770K」で、マザーボードがASUSの「SABERTOOTH Z77」、グラフィックスカードは「GeForce GTX 780」。CPUクーラーはCORSAIRの水冷モデル「H100i」、PCケースは「Carbide Air 540」です。
- 編集部:
さすがにハイエンド構成ですね。普段はどんなゲームをされていますか。
- George氏:
最近は「Wolfenstein」「Titanfall」が中心で、「Counter-Strike」もたまにやっています。それと「Civilization」みたいなシミュレーションゲームも好きですね。本当は「League of Legends」などもゆっくり楽しみたいのですが、どうしても娘と遊ぶ時間を優先すると、なかなか時間を使うゲームをする機会は少なくなりました。これは世界中の父親がみんな一緒だと思います。
- 編集部:
今回が初来日とお伺いしましたが、秋葉原のパーツショップはご覧になりましたか。
- George氏:
もちろん。ずっと行きたかった「肉の万世」で和牛を食べた後、すぐに行きました(笑)。