Phanteks「Enthoo Luxe」外観スタイルチェック

スペック表でおおよその仕様を把握したところで、評価サンプルを箱から取り出し、外観スタイルからチェックを開始しよう。今回編集部に届けられたのはホワイトモデル。一部にブラック塗装の部品も使われ、PhanteksブランドのPCケースに共通するスマートな出で立ちが印象的だ。

アルミヘアラインパネルが装着されたフロントパネル

トップ部に丸みを帯びたデザインが特徴のフロントパネル。機能面では5.25インチオープンベイと通気孔で構成され、デザイン面では余分な装飾がないシンプルなスタイルに仕上げられている。またホワイトカラーは若干光沢のあるものだが、指紋で汚れが目立つという心配はない。またシャーシへの固定は合計6本によるピン（ファスナー）を使用。フロントパネル下部をつかみ、ゆっくり引き剥がす事で取り外す事ができる。

下部を握って軽く引き剥がす、ピン（ファスナー）固定のフロントパネル。なおシャーシ右側から伸びるケーブルに接続されているため、無理に引っ張ると断線する恐れがあるため注意が必要
ケーブルをコネクタから外し、フロントパネルをチェック。主素材はプラスチックながら、表面にはアルミヘアラインパネルが採用されており、想像以上に重量感がある
5.25インチオープンベイのベゼルは、内部からの固定。ベゼル両サイドのツメを内側に倒せば着脱ができる仕組み
フロント内部の防塵フィルタ。両サイド4箇所、上下2箇所のツメで固定されていた	ボトム部にはスライド着脱に対応する防塵フィルタが装備されている

フロントアクセスポート

フロントアクセスポートは、5.25インチオープンベイの最上段に位置する。通常開閉扉で隠されたその内部には、左からUSB3.0×2、USB2.0×2、マイク×1、ヘッドホン×1の各端子が並ぶ。なおその右側にある2つのボタンは、外側がLEDボタン、内側がRESETボタンだ。

上開きの開閉ドアに隠されたフロントアクセスポート。USB3.0ポートはもはや標準装備品だが、USB2.0ポートも用意されている。余談ながら、開閉ドアはシャーシ側に固定されており、着脱式フロントパネルとは別ポジションにマウントされている

開閉アクション付きの両サイドパネル

両サイドパネルは各2本のハンドスクリューで固定されているため、着脱は容易だ。さらにフロント側の縦ラインの裏側には折り返しがあり、これがヒンジのような役割を果たすため、ハンドスクリューを外しただけで脱落することはなく、ハの字に開く開閉アクションもPhanteksらしい仕掛けだ。なお左サイドパネルのみアクリル窓仕様で、内部構成パーツを眺めて楽しむ事ができる。

アクリル窓の開口部は2つ。フロント寄り下部の小窓は、HDDケージ横の「Phanteks」ロゴ部分に当たる