ワンタッチ着脱フィルタを備えたトップパネル

大型PCケースだけに、表面積の広いトップパネル。素材はホワイトに塗装されたプラスチック製で、黒いメッシュフィルタはトップ部にマウントされる冷却ファンの通気孔。一般的なPCケースよりも専有面積が広く、複数の冷却ファンがマウントできる事を意味する。
　トップパネル自体は、シャーシにピン（ファスナー）固定されており、後部側面から引き剥がせば取り外し可能。なお着脱手順の決まり事として、必ずフロントパネルから取り外す必要がある。

実測で奥行き約550mm×幅約235mmのトップパネル。フロントパネルと一部が噛み合っているため、必ずフロントパネルから順に取り外さなければならない
メッシュフィルタはプッシュロック式を採用。矢印のシールが貼られた後部2箇所を押す事で、ロックは解除。付着したホコリの除去をはじめ、冷却ファンのメンテナンスにも重宝する
プラスチック製防塵フィルタの表裏をチェック。付着したホコリの除去も楽に行う事ができそうだ
	フロントトップの中央には、POWERスイッチを装備
トップパネルの裏側。右がフロントにあたり、POWERスイッチ用の基板が確認できる

リアパネル

その他の面と同じくホワイトに塗装されたリア面をチェックしてみよう。上部右側には140mm口径ファンの通気孔、その左側にはマザーボードのバックパネル固定穴。続いて中段には拡張スロットが並び、その右横にある縦長の通気孔部分にはリザーバータンクが固定可能。下段は電源ユニット搭載スペースに割り当てられている。

リザーバータンク用のマウントスペースを用意するあたりは「Enthoo」シリーズらしい。なお水冷チューブ用のスルーホールの装備は無い

ボトム部をチェックする

フルタワーPCケースとあって、ボトム部の面積は広い。ずっしりと重量のある「Enthoo Luxe」を支えるのは、プラスチック製の脚6つ。シャーシ底面から実測30mmの高さがあり、設置面にはそれぞれ滑り止め効果のあるラバーが貼り付けられており、クッションの役割も果たしている。

本体をひっくり返し、今のうちにボトム部をチェック。シャーシ底面はほぼ全面にわたり通気孔で、防塵フィルタが装備されていた
フロント寄りには白い防塵フィルタを装備する	リア寄りには黒い防塵フィルタを装備する
	プラスチック製の脚部には、実測25×10mmの滑り止めラバーを装備。設置面からの嵩上げは実測30mm程度だった