エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.350
2014.08.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「GA-Z97X-Gaming 3」を使い、実際にPCを組み立てて詳細な検証を進めていくことにしよう。テスト用CPUには、“Devil’s Canyon”のフラッグシップモデル「Core i7-4790K」を用意。セッション後半では、「EasyTune」によるオーバークロックにも挑戦し、パフォーマンスの計測を行っている。なおテスト機材構成は以下の通り。
まずは「G1(TM) Gaming」シリーズ最大の特徴でもある、ゲーミング向けネットワークチップQualcomm Atheros「Killer E2201」(以下Killer E2201)のパフォーマンスからチェックしていこう。ベンチマークソフトは「JPerf 2.0.2」と「Sandra 2014:ネットワーク帯域」を使い、比較対象には、Intel I217V(LGA1150/Core i7-4790K)とRealtek 8111F(LGA1155/Core i7-3770K)の環境を用意した。
Killer E2201の「JPerf 2.0.2」の結果 | |
「JPerf 2.0.2」の帯域幅スコア(kbits/sec) |
Intel I217VとRealtek 8111Fが、300,000kbits/sec台のスコアに留まるなか、Killer E2201は、唯一500,000kbits/secを超える圧巻のスコア。データ転送量の多いオンラインゲームやダウンロード処理では、体感パフォーマンスに大きな違いがでてくることだろう。
データ帯域(MB/sec) | |
データ レイテンシ(μs) |
続いて「Sandra 2014:ネットワーク帯域」のスコアを確認していこう。「JPerf 2.0.2」と同様、帯域幅、レイテンシともKiller E2201がトップ。特にレイテンシの差は明らかで、Realtek 8111Fとの比較では半分以下、Intel I217Vとの比較でも約7割に抑えられている。