エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.350
2014.08.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
謹製チューニングソフト「EasyTune」には、あらかじめ複数のプロファイルが用意され、初心者でも簡単にオーバークロックに挑戦することができる |
続いて「EasyTune」のプリセットを使い、“Devil’s Canyon”をどこまでオーバークロックできるのか試してみることにしよう。検証では「Light」「Medium」「Extreme」の3種類を選択し、「OSの起動」と「CINEBENCH R15」が完走できるのか確認している。
今回のテストで、安定動作が確認できたのは「Medium」まで。「Extreme」でも、OSの起動には問題ないが、「CINEBENCH R15」のマルチコアテストではヒートプロテクション機能が働き、定格よりもスコアが低下してしまった。とはいえ、シングルコアテストは問題なく完走しており、マザーボード自体のオーバークロック耐性にはまだまだ余裕がありそうだ。
「GA-Z97X-Gaming 3」およびCore i7-4790Kのオーバークロック耐性を確認したところで、「CINEBENCH R15」にてパフォーマンスへの影響をチェックしておこう。
CINEBENCH R15(cb) |
Core i7-4790Kは、定格時でもTurboBoost機能により、最高4.40GHzまで動作クロックが引き上げられるため、シングルコア時は「Light」(4.50GHz)で約2%、「Medium」(4.60GHz)でも約4%と微増に留まる。一方、CPUの負荷が増え、TurboBoostの効果が弱まるマルチコア時は、「Medium」(4.60GHz)で約8%と大きくスコアが向上。重量級のマルチスレッド処理を行う場合にはオーバークロックを試してみるといいだろう。