エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.354
2014.09.06 更新
文:GDM編集部 池西 樹
拡張スロットは合計で7本を実装。PCI-Express3.0(x16)は3系統で、x16、x8/x8、x8/x4/x4のレーン分割をサポート。これにより3-Way AMD CrossFireX/2-Way NVIDIA SLIのマルチグラフィックス環境を構築できる。またPCIスロットも2本実装されるため、旧世代の拡張カードを同居させることもできる。
さまざまな運用が考えられる「CLASSIC Series」らしく、新旧そつなく用意された拡張スロット | |
マルチグラフィックスで使用されることが多い上段と中段のPCI-Express3.0(x16)スロットには、エアフローを最適化するため、2スロット分の空きスペースが設けられている | チップセット用ヒートシンクは、高さ約7mmのローハイトデザインのため、拡張カードと干渉する心配はない |
MSI製マザーボードでは、唯一M.2(10Gbps)とSATA Express(10Gbps)をあわせて実装する「Z97S SLI PLUS」。SATA Express製品は、登場まで今しばらく時間が掛かりそうだが、M.2ならシングルドライブで、SATA3.0(6Gbps)超える高速ストレージ環境をすぐに構築できる。またSATA3.0(6Gbps)も計8ポート備え、容量不足に陥る心配もないだろう。
バックパネルインターフェイスは、USB3.0×6、USB2.0×2、ギガビットLAN×1、オーディオ端子×6、PS2×1の充実した構成。ディスプレイ出力は、HDMI×1、DVI×1、D-Sub×1の3系統を備え、拡張・クローンに関係なく3画面の同時出力に対応する。
ハイエンドらしく充実したバックパネルインターフェイス。ディスプレイ出力も3系統用意され、オンボードグラフィックスによる3画面出力をサポートする |