エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.354
2014.09.06 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「Z97S SLI PLUS」を使い、実際にPCを組み立てて、その挙動をチェックしていくことにしよう。検証用CPUには倍率ロックフリーのIntel Core i7-4790Kを用意。セッション後半では、「OC Genie 4」によるオーバークロックにも挑戦している。なお詳細なテスト環境は以下の通り。
「Z97S SLI PLUS」の制御プログラムは、「SETTING」「OC」「M-FLASH」「OC PROFILE」「HARDWARE MONITOR」「BOARD EXPLORER」の6つの機能を統合した、オリジナルUEFI「Click BIOS 4」を採用する。「OC」にはチューニング項目も豊富に用意され、冷却さえシッカリしてやれば、かなりアグレッシブなオーバークロックを行うことができる。なお各項目は、UEFIのバージョンによって異なる可能性がある点には留意してほしい。
「CLASSIC Series」の特徴の1つ、「GUARD PRO」がデザインされたブートアップ画面。この画面で「DEL」キーを押せば「BIOS」設定画面が、「F11」キーを押せば起動ドライブを選択できる「Boot Menu」画面が表示される | |
「CLASSIC Series」のテーマカラー、ブルーとブラックに色分けされた「Click BIOS 4」。各種機能は6つにカテゴライズされている | |
システムのステータス確認や設定を行うことができる「SETTINGS」画面 | |
「SETTINGS」画面では、SATAポートのホットスワップ設定や、M.2/SATA Expressの切り替えなども行うことができる | |
各種チューニング項目がずらりと並ぶ「OC」画面。項目数は「OC Series」と遜色なく、かなり詳細な設定を行うことができる | |
CPU倍率は8~80倍まで、GPU倍率は8~60倍までそれぞれ設定できる | |
「DRAM Training Configuration」や「Advanced DRAM Configuration」など、メモリ設定項目も充実 | |
「M-Flash」画面ではBIOS ROMのアップデートやバックアップが可能 | |
プロファイルはROM内に6つまで登録可能。またUSBメモリへのプロファイルの保存・読込もこちらで行うことができる | |
「Hardware Monitor」画面には、温度に連動してファンの回転数を調整できる、高機能ファンコントローラを実装。ファンコネクタ数が間に合えば、別途ファンコントローラを用意する必要はないだろう | |
各ポートやスロットの接続状況をひと目で確認できる「Board Explorer」画面 |