エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.354
2014.09.06 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「ECO CENTER」による省電力機能を堪能したところで、CPUをCore i7-4790Kに戻し、ここからは簡易オーバークロック機能「OC Genie 4」による、ライトチューニングに挑戦していくことにしよう。
「OC Genie 4」は、もともと安定志向のチューニングということもあり、Core i7-4790K搭載時のクロックは、TurboBoostの最高値と同じ4.40GHzに設定されていた。またメモリクロックは、XMPプロファイルが自動的に読み込まれるため、別途設定することなく最高のパフォーマンスを引き出すことができる。
続いてオーバークロック時のパフォーマンスを「CINEBENCH R15」にて、計測しておこう。
CINEBENCH R15(cb) |
CPUに余力があるシングルコア時は、定格でも4.40GHzまで動作クロックが引き上げられ、スコアに大きな違いは出ていない。一方、CPUの負荷が増え、マージンが少なくなるマルチコア時は、約8%スコアが向上。動作クロックの変動がなく、クロックが安定するメリットもあり、ゲームプレイや重量級のマルチスレッドアプリケーションを使う際には「OC Genie 4」を有効にしておくといいだろう。