エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.356
2014.09.13 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「GA-X99-Gaming G1 WIFI」は、GIGABYTE X99シリーズのゲーマー向けフラッグシップモデル。マルチグラフィックスは、最大4-WayまでのNVIDIA SLI/AMD CrossFireXに対応し、独自設計により4-Way/3-Way時には、320Gbpsという広大な帯域幅を実現。さらに電源回路にもこだわり、International Rectifier(以下IR)製デジタルPWMコントローラと、高効率・低発熱な「PowIRstage IC」を組み合わせた「フルデジタル回路」を搭載。TDP140WとされるIntel「Core i7-5000」シリーズの性能を最大限に引き出すことができる。
IR製デジタルPWMコントローラと「PowIRstage IC」で構成される電源回路。CPUの負荷に合わせて最適な電源を供給することができる |
またゲーマー向けらしく、ネットワークとオーディオ機能が充実しているのも特徴。ネットワークチップは、Qualcomm Atheros「Killer E2201」とIntel製チップによるデュアルギガビットLANで、M.2スロットにはIEEE802.11ac&Bluetooth 4.0コンボカードを標準装備する。
さらにオーディオ機能は、Creativeの4コアプロセッサ「Sound Core3D」をベースに、ニチコン製コンデンサ、600Ω対応オペアンプなどで構成される「G1(TM) Audio」を採用し、サウンドカードに匹敵する高音質サウンドを提供する。
E-ATXフォームファクタに対応する「GA-X99-Gaming G1 WIFI」。やや大柄の基板にはゲーマー向け機能が凝縮されている |
その他、メモリはクアッドチャネル対応のDDR4×8本で、最大64GBまで増設可能。ストレージインターフェイスは、SATA3.0(6Gbps)×10に加え、転送速度10GbpsのM.2とSATA Expressが実装されるなど、拡張性にも抜かりなし。ハイエンドゲーマーの厳しい要求にも耐えられる完成度の高い製品に仕上げられている。
GIGABYTE 9シリーズの「G1(TM) Gaming」と同じ、“瞳”が大きくデザインされたパッケージ。サイズは実測で、380×320×110mm | |
4-Way/3-Way用のSLIブリッジや補助電源コネクタ、無線LANアンテナ、メッシュSATAケーブルなど、付属品も満載だ |