エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.356
2014.09.13 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE X99シリーズでは、「ダイレクトx16接続」と「追加クロックジェネレータ」による独自PCI-Express3.0(x16)設計を採用。3-Way時はx16/0/x16/x8、4-Way時はx8/x8/x16/x8のレーン分割に対応し、CPUの40レーンをフルに活用することができる。
ストレージインターフェイスは、SATA3.0(6Gbps)×6(RAID対応)、SATA3.0(6Gbps)×4(RAID非対応)、SATA Express(10Gbps)×1、M.2(10Gbps)×1で、いずれもチップセット機能を利用している。
SATA3.0(6Gbps)は計10ポート。左側の黒4ポートはチップセット直結ながら、RAID非対応となるので注意が必要だ |
「GA-X99-Gaming G1 WIFI」では、ゲーミングPCに重要なオーディオ機能に特に注力されている。オーディオプロセッサにはクアッドコアの「Creative Sound Core3D」を搭載する他、ニチコン製スタジオグレードの音響用コンデンサ「Muse ES」、交換可能なオペアンプなど、サウンド向けコンポーネントを贅沢に採用。さらに基板レベルでデジ・アナ回路と、左右のオーディオチャネルを分離した独立構造や、オーディオ信号を最短経路で転送する「ダイレクト・オーディオ」など、回路設計にもこだわることで、オンボードとしては圧倒的な高音質を実現した。
続いて、オーバークロック時に便利なスイッチやボタン類をチェックしていこう。バラックでの動作検証には欠かせない「電源」「リセット」「CMOSクリア」操作ができる「Quick Button」や、ポスト状態を確認できる「Debug LED」、コア電圧やメモリ電圧をテスタで測定できる「電圧測定ポイント」などが実装されている。
バラックでのテストに便利な「Quick Button」。電源のON/OFFやリセット、CMOSクリアをワンプッシュで行うことができる | |
ポスト状態を確認できる「Debug LED」。各コードの内容はマニュアルの6-4に記載されている | BIOS ROMはメイン(右/M_BIOS)とバックアップ(左/B_BIOS)の2基を搭載し、不具合が発生した場合でも自動的にリカバリーできる |