エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.359
2014.09.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは各種ベンチマークソフトを使い、「PX-256M6Pro」のパフォーマンスを検証していくことにしよう。テスト環境には、Intelの最新プラットフォームLGA2011v3を使い、セッション後半では「PlexTurbo」を有効にした状態での計測も実施している。
ちなみに今回使用するベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」「CrystalDiskMark 3.0.3b」「HD Tune Pro 5.50」「ATTO Disk Benchmark 2.47」の計4種類。OS、ドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用HDDを別途用意し、テストドライブにはデータを書き込まない状態で行っている。なお詳細なテスト環境は以下の通り。
まずは「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」を使い、基本パフォーマンスと圧縮率によるシーケンシャルアクセスへの影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:Compression-Benchmark |
圧縮率の影響を測る「Compression-Benchmark」は、読込約520MB/sec、書込約470MB/secで安定しており、シーケンシャルアクセスへの影響はないことがわかる。また総合ベンチマークを確認すると、シーケンシャル・ランダムとも公称値にはあと一歩届かないものの、ハイエンドSSDの目安とされる1,000ポイントはラクにクリアしている。
次に「CrystalDiskMark 3.0.3b」を使い、圧縮率の違いによるランダムアクセスへの影響を確認しておこう。データサイズは1000MBに固定、データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」「All 0xFF (1Fill)」の3種類を選択し、計測を行っている。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
【All 0xFF (1Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」で確認済みのシーケンシャルはもちろん、512K、4K、4K QD32、いずれのランダムアクセスにも明確な違いはなく、「M6 PRO」シリーズは圧縮率の影響を受けないSSDであることがわかる。よって、以後のベンチマークではテストデータ「デフォルト(ランダム)」のみに絞って行うことにした。