エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.359
2014.09.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
【Benchmark Read】 | |
【Benchmark Write】 | |
【FileBenchmark】 | |
【Random Access Read】 | |
【Random Access Write】 |
Benchmarkスコアは、Read/Writeとも「PlexTurbo」の効果はほとんどなし。またそれ以外のテストでは、File BenchmarkのTransfer speedではReadが、Block size measurementやRandom AccessではWriteのみパフォーマンスが向上するなど、得手不得手がはっきりと別れる結果となった。
ATTO Disk BenchMark 2.47 |
転送サイズ32KBまでは読込・書込とも順調な結果。しかしそれ以降の転送サイズでは、読込を中心にスコアがバラツキ、不安定な挙動を示すのはやや気になるところ。こちらは今後のバージョンアップにて改善を期待したい。
PLEXTORブランドのフラッグシップモデルとしてリリースされた「M6 PRO」シリーズ。ベンチマーク結果を見る限り、読込・書込ともSATA3.0(6Gbps)SSDでは最高レベルの性能を実現。またこれまで同様、安定性にも不安はなく、人気モデル「M5 PRO」シリーズの正当後継の名に恥じない仕上がりだ。「PlexTurbo」に関しては、ソフトウェア処理ということもあり、やや得手不得手がはっきりしているが、うまくハマればPCI-Expressモデルや、RAID 0環境でも到達できないパフォーマンスを発揮する。またRAMキャッシュということ意識せず、クリックするだけで設定できる簡便さも評価ポイントだ。
SATA3.0(6Gbps)SSDでは最高レベルのパフォーマンスを実現した「M6 PRO」シリーズ。1TBの大容量モデルも用意され、大容量かつ高速なストレージ環境を構築できる |
さらに容量ラインナップも、PLEXTORブランドでは初めて1TBの大台を達成しており、大容量かつ高速なSSDを探しているなら、まさに最適な製品となるだろう。とは言え、すでに、SATA3.0(6Gbps)は、インターフェイスの限界に到達しているのも事実。PLEXTORにはSSDの旗手として、SATA Expressモデルや、PCI-Express3.0(x4)対応のM.2 SSDなど、よりハイパフォーマンスな製品にも期待をしたい。