エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.360
2014.09.25 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
最高レベルに充実したストレージ環境も「X99S GAMING 7」の魅力。最大32Gbpsに対応するCPU直結のM.2スロット「Turbo M.2」のほか、次世代SATA規格のSATA Expressポートを実装。主力のSATA3.0(6Gbps)も計10ポートを備える。なお、Intel X99 Express世代におけるSATA3.0(6Gbps)ポートは、RAIDアレイが構築できるSATA1~SATA6と、AHCI/IDEモードのみで動作するSATA7~SATA10の2ブロック構成になっている。
ゲーミングマザーボードといえば、サウンドカード顔負けのオーディオ機能がオンボードされているのがもはや定番。「X99S GAMING 7」もまた、「GAMING Series」自慢の高音質オーディオ回路「Audio Boost2」を搭載している。
デジ・アナ回路を基板レベルで分離してノイズ混入を防ぐ独立設計を採用。面積的に制限のあるオンボードオーディオながら、デュアル実装されたオペアンプ「OPA1652」やニチコン製の音響コンデンサ、600Ωの高級ヘッドホンを駆動させる専用ヘッドホンアンプなど、最高峰のオーディオソリューションがもれなく詰め込まれている。専用の電源入力「ダイレクト・オーディオ・パワー」やUSB DAC向けの専用ポート「USBオーディオパワー」も備え、電力供給の安定性にも不安なし。拡張スロットはできるだけグラフィックスに当てたいというゲーマーのために、外付けユニット用の専用装備も用意されているというワケだ。
EMIシールドで守られたデュアルアンプを中心に置く、高品質オーディオ回路「Audio Boost2」。周辺はニチコン製の音響コンデンサに囲まれている | |
オンボードで不満なら外付けサウンドがオススメ。ATX電源直結でド安定な電力供給を実現する、USB DAC用の「USBオーディオパワー」 |
さて、続いては「X99S GAMING 7」の裏側に回ってバックパネルインターフェイスを眺めてみよう。ここでは「GAMING Series」のトピックでもある、ゲーマー御用達ネットワークチップ「Killer E2205」による有線ギガビットLANや、ゲーミングマウス・キーボード用に用意された「ゲーミングデバイスポート」を直接確認することができる。
なお、USB3.0ポートは「USBオーディオパワー」を含め8基を装備、インターフェイスに不足を感じることはまずなさそうだ。