エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.361
2014.09.28 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
何やらスライド式で新しい機能が実装された、MSI「GAMING Series」対応のチューニングツール「Gaming APP」 |
「GTX 970 GAMING 4G」をはじめMSIの「GAMING Series」に属する製品は、簡易チューニングツール「Gaming APP」によるカスタマイズに対応している。対応のマザーボードとグラフィックスカードを組み合わせれば、両方のクロックを同時にボタン1つでチューニングできるという便利なツールだ。さらに今回新たにリリースされた新バージョンでは、通常のクロック設定に加えて右側にオプションメニューを追加。ゲームや動画再生などに最適な画面設定に一発調整できるほか、なんとブルーライトをカットする「Eye Rest」モードにも対応しているのだ。
最近ではブルーライトカットを謳うディスプレイも増えているが、こちらはツールで対応。ボタン1つで疲れ目を防止できる。同時にゲームや動画など、シーンに応じた画面調整も可能だ | |
プリセット設定以外に詳細な調整にも対応。当初のクロックチューニングの域を超えて、総合ツールとしての性格も備えることになった |
ここからは、いざ「GTX 970 GAMING 4G」の動作チェック。マザーボードには、先頃詳細レビューをお届けした、同じくMSI「GAMING Series」の「X99S GAMING 7」を組み合わせてテストを行った |
「GTX 970 GAMING 4G」は「Gaming APP」の“ワンクリックチューニング”により、「OC Mode」時にブーストクロック1,279MHzで動作する。ただし今回は高性能クーラー「Twin Frozr V」の冷却パフォーマンスを幸い、MSI製のオーバークロックツール「Afterburner」を使用した手動OCを実行。出荷時のクロックの+200MHzとなるブーストクロック1,479MHzにチューンしてテストを行うことにした。なお、動作テストに使用した環境は以下の表を参照していただきたい。