エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.362
2014.09.30 更新
文:GDM編集部 池西 樹
今回検証を進める「X99 Extreme4」は、LGA2011 v3に対応するスタンダード向けミドルレンジモデル。Intel X99 Expressマザーボードでは、最廉価帯に位置する製品ながら、電源回路には「Super Alloy」仕様の12フェーズデジタル電源を採用。メモリスロットはDDR4×8本を備え、動作クロックは最大3,000MHz、容量は最大128GBまで対応し、基本的なポテンシャルは上位モデルとくらべても何ら遜色ない。
「サファイアブラックPCB」に、ブルーのヒートシンクが印象的な「X99 Extreme4」。基板には2オンス銅箔層が埋め込まれ、放熱性を高めている |
続いて拡張性に目を向けると、ストレージインターフェイスはSATA3.0(6Gbps)×10、eSATA(6Gbps)×1に加え、帯域幅32GbpsのUltra M.2スロットを搭載。拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×3、PCI-Express2.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x1)×2の計6本で、PCI-Express3.0のレーン分割はx16、x16/x16、x16/x8/x4をサポート。マルチグラフィックスは3-Way NVIDIA SLI/AMD CrossFire Xまでの対応となる。
独自品質規格「Super Alloy」を強く印象付けるパッケージ。サイズは実測で360×300×70mm |
その他、ASRock自慢の高音質オーディオ回路「Purity Sound(TM)2」や、CPUへの負荷が低く安定性に定評のあるIntel製ギガビットLANなど、ゲーマー向け機能も充実。スタンダードユースだけでなくゲーミングPCのコアとしても十分活躍してくれるだろう。