エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.362
2014.09.30 更新
文:GDM編集部 池西 樹
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16形状)×3、PCI-Express2.0(x16形状)×1、PCI-Express2.0(x1)×2の計6本。PCI-Express3.0のレーン分割は、x16、x16/x16、x16/x16/x8(28レーンCPUの場合はx16/x8/x4)に対応し、マルチグラフィックスは3-WayまでのNVIDIA SLI/AMD CrossFireXに制限される。とは言え、現状では2-Wayまでが主流であることを考えれば、実運用での影響はそれほど大きくないだろう。
PCI-Express(x16形状)スロットは、上からPCIE1/PCIE2/PCIE3/PCIE5の並び。PCI-Express3.0に対応するのはPCIE1/PCIE3/PCIE5の3本のみ | |
マルチグラフィックス時に主に使用する、PCIE1/PCIE3はメモリピンと同じ15μ厚の金メッキが施されている |
ストレージインターフェイスは、SATA3.0(6Gbps)×10(RAID×6/nonRAID×4)、eSATA3.0(6Gbps)×1(S-SATA3_3と排他)、Ultra M.2(32Gbps)×1を搭載。PCI-Express3.0レーンに余裕があるLGA2011 v3プラットフォームなら、グラフィックスカードの帯域幅を制限することなくUltra M.2を使用できる。
PCIE1とPCIE2の間に配置されたUltra M.2スロット。CPUから伸びるPCI-Express3.0(x4)に直結され、最大32Gbpsの高速転送を実現する。ちなみにパフォーマンスについてはこちらのレビューに詳しいので、あわせて参照いただきたい | |
Ultra M.2は、PCI-Express3.0(x4)の他、SATA3.0(6Gbps)をサポート。フォームファクタはType 2230/2242/2260/2280/22110に対応する | |
SATA3.0はRAID対応の6ポート(画像左/SATA3_0~SATA3_5)と、非対応の4ポート(画像右/S_SATA_3_0~S_SATA3_3)の計10ポート |
ASRock 9シリーズで、初めて実装されたオーディオ回路「Purity Sound(TM)2」は、ASRock X99シリーズでもそのまま継承されている。SN比115dBのRealtek製DAC「ALC1150」を中心に、Texas Instruments製オペアンプ「NE5532」×2や、リーク電流10μAのニチコン「Fine Gold」シリーズコンデンサなど、ハイグレードな製品を採用。オンボードながら、ノイズの少ない高品位なサウンドを楽しむことができる。
メイン基板とは別基板で実装される「Purity Sound(TM)2」。コンデンサにはニチコン製オーディオコンデンサの中でも上位の「Fine Gold」シリーズが搭載される | |
Realtek製DAC「ALC1150」には電磁ノイズを防ぐため、金属製シールドを装着 |