WesternDigital REDと見紛う外観スタイル

ENERMAX「EMK3203」の機能面はさることながら、まず気になるのは3.5インチHDD風に見立てた外観デザイン。3.5インチシャドウベイを利用する製品だけに、少なくとも外形寸法はその範囲内に収める必要がある。それだけにとどまらず、「EMK3203」はENERMAX製HDDと思わせる形状で、製品ラベルまでHDDさながらの仕上がり。遊び心をプラスした、3.5インチHDDソックリな内蔵型ラックなのだ。

ENERMAX HDD市場参入か？と思わせるほどの「完コピ」デザイン。WesternDigital REDを意識したラベルの赤色は、ENERMAXのコーポレートイメージカラーでもある。なお比較サンプルに「WD Green」しか用意できなかった点は、筆者痛恨の極み

なお「EMK3203」の外形寸法は、146.5×101.4×26.5mm。比較サンプルのWesternDigital「WD10EARS」は150×100×20mmで、数値上でもほぼ同等である事が分かる。

ENERMAX「EMK3203」外観とその構造

次に外観および構造をじっくり見ていこう。見た目は3.5インチソックリながら、重量はドライブ未装着時で252gと非常に軽い「EMK3203」。素材は上面・底面がアルミ製、外周はプラスチック製のようだ。また上面・底面パネルは、それぞれ6本のネジで固定されている。

「2.5″ to 3.5″ SATA HDD Converter」と書かれたラベル面（上面）。しかしどう見ても3.5インチHDDである

ラベルには、「EMK3203」の機能が英語で表記されている

底面はブラック塗装。蛇行したスリットは通気孔で、内部の熱を少しでも逃がそうという考え

ENERMAX「EMK3203」のインターフェイス

背面には、SATAインターフェイスおよびLEDインジケーターを装備。LEDは通電時に点灯する仕組み。

背面にはSATAインターフェイスとLEDインジケーターを備える