帰ってきた エルミタ的「編集部で使ってみた」
2014.10.14 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
次に2.5インチSSDを2台用意し、「EMK3203」に搭載してみよう。ツールフリー着脱に対応するだけに、ドライブの搭載に工具は一切不要。ホットスワップをサポートし、SATAインターフェイスのドライブを手軽に抜き差しできる。さらにインナートレイも不要だからカンタンこの上ない。
ちなみにコネクタ部は特許取得済みの「NSSコネクター」(Non-scratch SATA)を採用。5万回の抜き差しをクリアする高耐久が特徴だ。
装着テストにはPLEXTOR「M6S」シリーズ2台を用意。なお「M6S」のパフォーマンスについては、別枠でじっくりとお届けする予定。こうご期待 | |
フロントドアを開き、「M6S」2台をインストール。ドアを閉めればSATAインターフェイスがカチリと自動的に接続される |
この手の製品は、拍子抜けがするほどカンタンに装着が完了してしまう。「EMK3203」本体のドライブベイへの固定も3.5インチHDDと扱いは同様。つまりPCケース側にツールフリー機構があれば、自作ライトユーザーでも容易に作業できるというワケだ。「EMK3203」は大掛かりな作業を必要とせず、劇的に利便性が向上する、たいへん実用的な自作アイテムである事がお分かり頂けるだろう。
下が3.5インチHDD、上が「EMK3203」。側面ネジ穴は寸分違わぬピッチだけに、3.5インチHDDとまったく同じ扱いができる |
本稿最後に、ネジ留めされた「EMK3203」の上面・底面パネルを取り外してみたい。とかくPCパーツの分解行為は御法度。精密機器だけに、場合によってはネジを緩めただけで、メーカーの保証が一発で吹き飛ぶ事もある。
そもそも「EMK3203」を使用するにあたり、上面・底面パネルを外す必要がないため、保証対象外の行為。筆者の好奇心から行う作業は、決してオススメできない事をお断りしておく。