エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.364
2014.10.16 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
筆者も自作をたしなむ手前、眺めながらつい唸ってしまったのがケーブルマネジメントだ。それぞれのパーツをチョイス、組み上げることは自作ユーザーならお手のものだが、意外に一番頭を悩ませるのがケースからあふれるケーブル処理だったりする。ここでは「Silent-Master Pro Z97」のケーブル周りに視点を移し、さすがは組み込みのプロと思わせる技の一端を観察してみよう。
月産1,000台を一台一台丁寧に組み上げる、サイコムならではのケーブルマネジメント。遠目にも見事な仕事ぶりがうかがえる | |
ケーブルにたるみなどはなく、絶妙な長さに調節されてタイラップで固定されている。タイラップの数も必要最小限で、まったく無駄がない |
徹底して静音動作にフォーカスしたモデルである「Silent-Master Pro Z97」の構成は、なるほどと納得できる絶妙のチョイスだった。しかしその一方で、いったいどの程度の仕事ができるのかも気になるところ。ここからは“究極静音”を謳う本機のパフォーマンスをチェックするべく、各種ベンチマークテストを行ってみたい。
なお、先に触れた通り、手元の評価機はCPUがCore i5-4460(最大3.4GHz)からCore i7-4790K(最大4.4GHz)、メモリが4GBから8GBへと、それぞれカスタマイズされている。あくまで標準構成をベースにした1モデルとして、オプション選択の参考にしていただければ幸いだ。