エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.366
2014.10.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE「GV-R9285WF2OC-2GD」実勢価格33,000円前後(発売中) 製品情報(日本ギガバイト株式会社/CFD販売株式会社) |
最新コア「Tonga」を採用するアッパーミドル向けGPU Radeon R9 285 |
まず本題に入る前に、Radeon R9 285について、簡単に紹介しておこう。Radeon HD 7950のリフレッシュモデル、Radeon R9 280の後継として登場したRadeon R9 285は、最新コア「Tonga」を採用するアッパーミドルGPU。実効メモリ帯域を拡張する「ロスレスデルタカラー圧縮」や、「ジオメトリバッファの拡張」「16bit演算命令の改良」により、処理効率を向上。これにより、ほぼ同等の性能を維持したまま消費電力の削減に成功し、ワットパフォーマンスに優れたGPUに仕上げられている。
Radeon R9 285のブロックダイアグラム図。CU(Compute Unit)は、SE(Shader Engine)ごとに7基、計28基搭載する。なおCUを8基に拡張した、フルスペック版の登場も予定されている |
また最新コアを採用するため、独自サウンド技術「TrueAudio」や、ブリッジケーブルが不要なCrossFire環境「CrossFire XDMA」など、Radeon R9 280シリーズでは非対応だった最新技術をサポートするのも大きなトピックだ。
ちなみにスペックは、シェーダプロセッサ数1,792基、コアクロックは最大918MHz、メモリクロックは5,500MHz、メモリバス幅は256bitで、ビデオメモリはGDDR5 2GBを実装。消費電力は190Wで、補助電源コネクタは6pin×2を搭載する。