エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.366
2014.10.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「GV-R9285WF2OC-2GD」を実際にPCへと組み込んで、その気になるポテンシャルを検証していこう。プラットフォームは、標準的なIntel LGA1150を採用し、CPUがボトルネックにならないよう、現行最速のCore i7-4970Kをチョイスした。なおそれ以外のスペックについては以下の表を参照していただきたい。
「GPU-Z 0.7.9」の結果。GPUクロックは、リファレンスの918MHzから973MHzへとオーバークロック済み | アイドル時は省電力機構により、コアクロック300MHz、メモリクロック600MHz(150MHz×4)駆動へと移行するため、大幅に消費電力が低下する |
GIGABYTE謹製のチューニングツール「OC GURU II」。GPU/メモリクロックの他、ファンの回転数や電圧などを簡単に設定できる |
「GV-R9285WF2OC-2GD」には、GIGABYTE謹製のチューニングツール「OC GURU II」が付属され、初心者でも比較的簡単にオーバークロックを試してみることができる。そこで今回はGPUとメモリコアのみを調整する簡易チューニングで、どこまでクロックを引き上げることができるのか、挑戦してみることにした。
各種ベンチマークが安定動作したのは、コアクロック1,063MHz(+90MHz)、メモリクロック6,100MHz(+600MHz)まで |
今回の検証機では、GPUコアクロックは+90MHzの1,063MHz、メモリクロックは+600MHzの6,100MHz(1,525MHz×4)までが安全圏内。また、少々ノイズは発生するものの、GPUコアクロック1,103MHz、メモリクロック6,300MHzまでは、ベンチマークが完走でき、動作電圧を微調整すれば、もうひと伸びさせることができるだろう。