エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.366
2014.10.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、実際のゲームプレイを想定したベンチマークを使い、検証を進めて行くことにしよう。まずは、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」から。解像度は1,920×1,080ドット、グラフィックス設定は“最大”にセットし、パトカーとのカーチェイス部分を約180秒間プレイ、その際のフレームレートを「Fraps」にて計測している。
Watch Dogs(fps) |
「リファレンス相当」と「定格」を比較すると、全てのスコアがアップしており、実際のゲーム環境でもチューニングモデルを選択する意味はある。またMin FPSは約30fps、Average FPSは40fpsを上回ることから、フルHD解像度までなら最高画質でもストレスのないゲームプレイを楽しむことができるだろう。
続いて、DirectX 11に対応するFPSゲーム「ロストプラネット2ベンチマーク」の結果を確認していこう。最大限の負荷を想定し、品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットして計測を行った。なお解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
1,280×720ドットは全てのクロックで、1,920×1,080ドットでも「定格」以上なら、マルチプレイの合格点とされる60fpsをクリアする上々のスコア。オーバークロックによる上積みも確実にあり、もうひと伸び欲しい場合には「OC GURU II」によるチューニングを積極的にオススメしたい。
次に、オンライン系RPGの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の公式ベンチマークを実行。品質設定のプリセットは“最高品質”、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
1,280×720ドットはもちろん、1,920×1,080ドットでも“非常に快適”な動作が保証される7,000ポイントを楽々クリア。またチューニングによるスコアの向上率が大きく、オーバークロックモデルが有利な点も評価できるポイントと言えるだろう。
ゲーム系ベンチマークラストは、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク Ver 1.1」にて締めくくろう。こちらも品質設定のプリセットは“最高品質”にセットし、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンラインベンチマーク Ver 1.1 |
ここまで、オーバークロックモデルらしいアドバンテージを見せてきた「GV-R9285WF2OC-2GD」だが、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族」ではGPU性能が飽和しているためか、その違いはごくわずか。いずれにせよ快適なプレイは約束されているが、アプリケーションやゲーム次第では、あまり効果がない場面もあることは覚えておく必要がある。