エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.367
2014.10.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まず先頭は3Dベンチマークテストの大定番「3DMark」から。計測環境はハイエンド向けプリセットの「Fire Strike」と上位の「Fire Strike“Extreme”」に加えて、10月のメジャーアップデートから新たに追加された世界初の4K解像度ベンチ「Fire Strike“Ultra”」を選択している。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” | |
Fire Strike“Ultra” |
今回リファレンス相当と見立てた「Silent Mode」に対し、「OC Mode」は約5%、「Gaming Mode」で約3%スコアが上回った。「Silent Mode」もリファレンスよりやや高めのクロックで動作していることから、実際の結果はもう少し差が開くかもしれない。とはいえ、ユーティリティをワンクリックするだけで目に見えたスコア差が発生することから、特にこだわりがなければ「OC Mode」ないし「Gaming Mode」での動作を試してみる価値は十分にあるだろう。
続いては、テッセレーションを駆使した重量級の3Dベンチマークテスト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用した計測を行っていく。テスト環境は、プリセット設定からDirectX 9ベースの“Basic”と、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
「Silent Mode」(リファレンス相当)と「OC Mode」のクロック差は約100MHzほどだが、ベンチマークの結果は最大7~8%と思った以上にスコア差が開いている。クロックの近い「Gaming Mode」では3~4%とやや振るわなかっただけに、高負荷時には積極的に「OC Mode」を試していきたい。ちなみに「OC Mode」はフルHD解像度でもMin FPSが30を下回ることがなく、重いシーンでも底力を発揮していることがよく分かる。