エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.367
2014.10.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは実際のゲームプレイ時のパフォーマンスをチェックしていこう。まず最初は定番のFPSタイトル「バトルフィールド4」をプレイ、「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでの平均フレームレートを「Fraps」で計測した。なお、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD、描画設定は“最高”を選択している。
バトルフィールド4 |
Max FPSとAverage FPSにおける「OC Mode」は、「Silent Mode」に対し6%以上とまずまずの差をつけた。その一方で「Gaming Mode」はあまり大きな性能差を発揮することができなかったが、(ややバラつきの多いスコアながら)Min FPSでは「OC Mode」とともに実力を発揮している。とはいえMin FPSにおいても快適さの指標となる60FPSは全モードでクリアしているため、こうした場合はあえて「Silent Mode」で騒音・消費電力を落とすという手もあるだろう。
次にゲームプレイの感触を試すのは、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」だ。グラフィックス設定を“最大”にセットし、パトカーとのカーチェイス部分を約3分間プレイ。その際のフレームレートを「Fraps」を使用して計測した。
Watch Dogs |
ここまで重量級のタイトルともなれば、GTX 980クラスのグラフィックスカードが欲しいと思わせる結果になった。全てのモードでAverage FPS 60以上のスコアを叩き出しているため、どのようなシーンでも快適動作は疑いないだろう。特に「OC Mode」は、抜きん出たMax FPSはじめ「Silent Mode」との比較でも優秀。パフォーマンス重視の場合は、ゲームプレイ前に忘れずこちらにスイッチしておこう。
ゲームベンチの最後は、オンライン系の大作タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の公式ベンチマークをチョイス。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
ベンチマークにおける“非常に快適”の基準が7000のため、どのモード・どの設定においてもオーバースペックであることが分かる。スコアもほぼ頭打ち状態で横並びになっており、こうした軽めの仕事には「Silent Mode」の使い勝手が一番だろう。