エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.370
2014.11.12 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
Phanteks「Enthoo EVOLV」 (2014年10月発売) PH-ES314E_BK(ホワイト) 市場想定売価税抜22,800円 PH-ES314E_WT(ホワイト) 市場想定売価税抜24,800円 製品情報(Phanteks) |
これまでPhanteksブランドのPCケースといえば、2013年11月に記念すべき第1弾の「Enthoo Primo Ultimate Chassis」を徹底レビュー。さらに今年8月には「Enthoo Luxe Full Tower Chassis」の検証もお届けした。ラインナップとしてこの他にも「Enthoo Pro」や、「Primo」のSpecial Editionとなる「Enthoo Primo SE」も存在し、PhanteksのPCケースはこれまで計4モデルがリリースされてきた。
ネーミングに共通する「Enthoo」は伊達ではなく、過去4モデルいずれも大型PCケースの広大な内部容積を巧みに利用し、類の無い内部設計は圧巻。「Enthoo」シリーズが市場から高い支持を集めるまでに、さほどの時間を必要としなかったのは、DIY水冷に最適化された仕掛けの数々や、高い拡張性にあった。
さて今回の主役となる通算5モデル目の「Enthoo EVOLV」は、これまで全モデルE-ATX対応のフルタワーサイズから一転、「Enthoo」シリーズ初のMicroATX対応モデルだ。一般的なミニタワーとしては大きめボディだが、好き放題に使えるほど内部は広くない。物理的制約のある中で、「Enthoo」らしさは発揮できるのだろうか。はたまた単なるMicroATXケースに留まるのだろうか。
Phanteks「Enthoo」シリーズでは初となるMicroATX対応モデル「Enthoo EVOLV」 |
秋葉原の主要PCパーツショップでは、10月17日より発売が開始された「Enthoo EVOLV」。ボディカラーはブラックとホワイトの2色を用意。対応フォームファクタはMicroATXおよびMini-ITXで、外形寸法はW230×D400×H450mmとされている。数字でも分かる通り、ミニタワーとしては幅が広く、背が高い。小型マザーボードが納まる筐体としては、内部空間がゆったり確保されている事が想像できる。
ホワイトとブラックの2色を用意。秋葉原の店頭では10月17日より発売が開始されている |