エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.374
2014.11.26 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、実際のゲームプレイを想定したパフォーマンス検証に移ることにしよう。まずは定番の重量級FPSタイトルから、「バトルフィールド4」をプレイ。「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでの平均フレームレート「Fraps」を使い計測した。なお解像度は1,920×1,080ドットのフルHD、描画設定は“最高”を選択している。
バトルフィールド4(fps) |
Average FPSはいずれも60fpsを大きく上回り、フルHDを超える高解像度環境でも快適なゲームプレイが期待できる。またオーバークロックによる影響は約4~5fpsと比較的大きく、Min FPSでもほぼ60fpsを維持しているのは、評価できるポイントと言えるだろう。
続いてDirectX 11に対応するオープンワールドゲーム「Watch Dogs」の計測を進めていこう。解像度は1,920×1,080ドット、グラフィックス設定は“最大”にセットし、パトカーとのカーチェイス部分を約180秒間プレイ、その際のフレームレートを「Fraps」にて計測している。
Watch Dogs(fps) |
最新の重量級ゲームながら、Average FPSは60fpsオーバー、Min FPSも40fpsを下回ることはなく、フルHD解像度までならパフォーマンスに不足を感じることはないだろう。またMin FPSにはほとんど影響はないものの、Average FPSやMax FPSでは、オーバークロックによって、スコアがシッカリと引き上げられている。
次にDirectX 11対応のFPSゲーム「ロストプラネット2ベンチマーク」の結果を確認していこう。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる設定で計測を行った。なお解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
登場当時は重量級とされた「ロストプラネット2」だが、いずれの解像度でもマルチプレイの合格点とされる60fpsをはるかに上回り、最新ハイエンドGPUの性能をまざまざと見せつける結果。NVIDIA GeForce GTX 500/600世代からの買い替えであれば、パフォーマンスの違いを体感することができるだろう。
3Dベンチマークのラストは、オンライン系RPGの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の公式ベンチマークを実行。品質設定のプリセットは“最高品質”、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
1,280×720ドットはもちろん、1,920×1,080ドットでも“非常に快適”な動作が保証される、7,000ポイントをダブルスコアでクリアし、パフォーマンスにはまったく不安なし。ビデオメモリも4GBとたっぷりあるため、近頃低価格化が著しい超高解像度ディスプレイを導入してゲームを楽しむのもいいだろう。