まるで装甲？重厚長大なボディを観察する

さて、まずは「GTX 980 AMP Extreme」の迫力満点な外観を眺めるところから始めよう。外形寸法はW299.97×D141.22×H48mmと、大きさは数あるハイエンドグラフィックスの中でも最大級だ。3つ並んだ90mmファンや上部に大きくせり出した発光モジュール「LIGHT.id」で構成される、新型クーラー「IceStorm」がとにかく大きい。振動を軽減する高耐久の砲金亜鉛合金を採用するだけのことはあり、重量も1,254gと1kgを楽々と上回っている。大きさや重さはパフォーマンスとは無縁ながら、装着する前からかなりの期待感を抱かせる風格だ。
　ちなみに入力インターフェイスは、DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1の5系統を装備。最大4画面出力に対応するほか、DVIをのぞく4系統では4K/60FPS出力を可能にしている。

まず目を引くのはカード長約300mmの大型ボディだが、ファンカバーも特異なデザインを採用している。振動抑制の効果もある砲金亜鉛合金にカーボンをコーティング、重さは実に1.2kgオーバーを誇る
3つの90mmファンを並べた新型クーラー「IceStorm」を搭載。なお、トップと左右ファン上には、描画モードでカラーを変える発光機能「LIGHT.id」を備えている
カーボン製のバックプレートを装備した背面カット。背面にも多数のパーツが実装されており、OC専用モジュール「OC+」も確認できる
主要部分をカバー、巨大な重量から基板をカバーしているカーボン製のバックプレート	OC向けに特化した設計を採用。高負荷時でも安定した電力供給を実現する大容量コンデンサ「POWER BOOST」は、背面でも一際目立っている
発光モジュールの搭載により、上部に大きくせり出したユニークな基板設計に。PCI-Express補助電源は8pin×2系統だ
	クーラーは2スロットよりも厚みがあり、実質3スロットを占有する。「IceStorm」はロング基板をさらにはみ出した大型サイズで、カード長は約300mmだ
出力インターフェイスは、DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1の5系統。最新のゲーミング環境をしっかりサポートする