「OC+」とのセットで設定自在。エンスー垂涎のユーティリティ「FIRESTORM」

「GTX 980 AMP Extreme」はZOTACオリジナルのオーバークロックツール「FIRESTORM」に対応しており、詳細なコアクロックや電圧調整やファンコントロール、各種データのモニタリングに対応している。特に「OC+」モジュールと接続した場合は、正確でリアルタイムの電圧制御も可能。ワンクリックで完了する簡易オーバークロック機能など、初心者向けの機能も備えた便利なユーティリティだ。

多彩な設定項目が用意される、ZOTAC独自のOCツール「FIRESTORM」。「OC+」のリアルタイム制御を生かし、カード本来のポテンシャルを最大限に引き出すことができるだろう

コンソールの「Advance」をクリックすると、コアクロック・メモリクロックのほか、ファンコントロールが可能。FPSターゲットを指定することもできる

こちらは「Gamer」ボタンを押すと登場する設定画面で、各種電圧の設定やモニタリングが可能だ。また、LED機能「LIGHT.id」の無効化もこちらから設定できる

簡易オーバークロック機能「Quick Boost」も搭載。「2D/3D/3D+」の順番にクロックが高くなる機能で、ワンタッチで手軽にチューニングできるため初心者にも優しい

最強クラスのGTX 980グラフィックス「GTX 980 AMP Extreme」のパフォーマンスとは

ここからは「GTX 980 AMP Extreme」のパフォーマンスをチェックすべっく、各種ベンチマークテストによる実働テストを行っていこう。テストに当たってはチューニングツール「FIRESTORM」を使用してリファレンスクロックを再現したほか、やや軽めのオーバークロックにもチャレンジ。電圧などには手を触れず、出荷時クロックの100MHzアップとなるブーストクロック1,493MHzにセット、同時に3パターンの計測を行うことにした。

出荷時の動作クロックを「GPU-Z」でチェック。自動OC機能「GPU Boost」により、コアクロックは1,430MHzまで引き上げられている
リファレンスクロックを「FIRESTORM」によるデチューンで再現。公称値よりもやや高めだが、出荷時クロックから100MHzほど低い1,329MHzで動作していた
こちらは出荷時から100MHzクロックを引き上げた簡易OCバージョン。クロックは1,531MHzまで向上、この程度ではまったく不安はない。ちなみにアイドル時の場合は、いずれもコア135MHz、メモリ162MHzで動作していた