エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.375
2014.11.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからはゲームタイトル(もしくはそのベンチマーク)をテストとして選択し、実際のプレイ時のパフォーマンスをチェックしていこう。手始めに定番のFPSタイトル「バトルフィールド4」をプレイ、「CAMPAIGN:BAKU」のスタートからセーフハウスに到達するまでの平均フレームレートを「Fraps」で計測した。なお、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD、描画設定は“最高”を選択している
バトルフィールド4 |
Max FPSとAverage FPSにおけるOCクロックは、出荷時との比較で最大10%、リファレンス比で最大15%程度と、かなりの性能差を発揮していることが分かる。出荷時クロックも5~6%ほどリファレンスとスコアを開けており、メーカーチューンの効果も十分。Min FPSも高クロックなほど落ち込みが少なく、実際のゲームシーンでもオーバークロックの影響は大きい。もっとも、すべてのクロック時でMin FPSが60FPSをクリアしているため、GTX 980であれば「バトルフィールド4」の快適プレイに支障がないことも見て取れる。
続いては、ハイエンドグラフィックスが必要とされるDirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」をチョイス。グラフィックス設定を“最大”にセットし、パトカーとのカーチェイス部分を約3分間プレイ。その際のフレームレートを「Fraps」を使用して計測した。
Watch Dogs |
Max FPSとAverage FPSにおいて、OCクロックがリファレンス比で最大20%のスコア差をつけるなど、かなり大きな違いが確認できる。出荷時クロックも安定して7~8%ほど差が開いており、重量級タイトルにおけるオーバークロックの効果は絶大だ。リファレンスでもAverage FPS 60以上のスコアをたたき出しているものの、性能の底上げが欲しい時は「FIRESTORM」でクロック調整にチャレンジしてみよう。
ゲームベンチの最後は、オンライン系の大作タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の公式ベンチマークテストを実行する。品質設定のプリセットは“最高品質”、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
すべての動作クロックにおいて“非常に快適”の7000を大きくクリアしているため、どのモード・設定においても快適プレイは疑いなし。かなりオーバースペックではあるものの、スコア差はクロックが上昇するごとに素直に上がっている。OCクロックはリファレンス比で約10%、出荷時クロックも5%以上水を開けており、性能差を見る上では有意義な結果になった。