エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.376
2014.12.03 更新
文:フリーライター・石川ひさよし
ここからはベンチマークソフトを用い、「PX-G512M6e」のパフォーマンスを検証していくことにしよう。テスト環境には、メインストリーム向けのプラットフォームLGA1150を用い、CPUはボトルネックを抑える意味でCore i7-4790Kを用いている。
使用するベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」「CrystalDiskMark 3.0.3b」「HD Tune Pro 5.50」「ATTO Disk Benchmark 2.47」の計4種類。OS用には別途「PX-256M6S」を用意し、検証用の「PX-G512M6e」はクリーンな状態でテストを行っている。詳細なテスト環境は以下の通り。
まずは「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」を用い、ごく基本的なパフォーマンスと、圧縮率の変化によるパフォーマンスへの影響を確認しておこう。
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:Compression-Benchmark |
総合ベンチマークでは、シーケンシャル読込で690.02MB/sec、シーケンシャル書込で670.03MB/secとなった。公称値には及ばないが、SATA3.0では2台以上でRAID 0を組まなければ出せない値だ。「Compression-Benchmark」では、まず圧縮による転送速度の変化が無いことが分かる。また、600MB/secを下回ったのは、計測開始直後のごく一瞬程度であり、安定して600MB/sec超、つまりSATA3.0の理論帯域を上回ることが確認できた。