エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.377
2014.12.05 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
次にトップパネルに目を向けるとフロントパネル同様、ほとんどの面積が通気孔で占められている。いかにも冷却能力に重点を置いた設計は、「Core」シリーズ共通の思想が受け継がれている。さらにトップパネル表面全体をカバーする、大型防塵フィルタが装着済み。メンテナンス性を考慮し、マグネットによる固定方法が採用されている。
トップパネル面積の大部分を占める通気孔。大型ラジエターのマウントにも期待できそうだ | |
防塵フィルタは実測で430×175mmの大判サイズ。通気孔すべての面を1枚でカバーする | |
シャーシへの固定は、ラバー状マグネットを採用。隙間無く四方に貼り付けられていた |
今度は背面に周り、リアパネルレイアウトをチェックしてみよう。上部右には標準装備品の120mm口径ファンがあり、その左にマザーボードのバックパネルI/O。中段は右に水冷チューブ用スルーホールが縦に2口、その左には8段の拡張スロットが並ぶ。そして最下段にはオプションの電源ユニット搭載スペースがある。このレイアウトを見る限り、内部はオーソドックスな設計である事が分かる。
リアパネルから構成パーツの配置を見る限り、「大冒険」の形跡は見当たらない |
左右両サイドパネルはいずれも、片側上下2個のハンドスクリューにより固定されている。また左サイドパネルには大型アクリル窓を装備。デザイン性も考慮された今風の内部構成パーツをいつでも「鑑賞」できる。なお開口部は横330mm、縦313mmとされる。
左サイドパネルには大型アクリル窓を装備。ドレスアップパーツを目で楽しんだり、内部へのホコリの付着具合、さらにCPUクーラーや冷却ファンの動作状態もチェックできる |
組み込み前の身軽なうちに特にチェックしておきたいのがボトム面。本体をひっくり返すと、まずはトップパネル同様に大判サイズの防塵フィルタが目に入る。その役割は、ボトムマウントになる電源ユニットの吸気ファンと、増設ファンの防塵対策。固定方法はトップ面と異なり、四方に設けられた溝に引っ掛けるタイプが採用されている。
またプラスチック製のインシュレーターには、床設置面には滑り止めと防振効果が期待できるゴムラバーが装着されている。
ボトム面にも大判防塵フィルターが装着済み。電源ユニットと増設ファンの防塵対策も万全だ | |
インシュレーターは設置面のみゴムラバー製。なおゴムラバー部は直径約20mmで、高さは約15mmといったところ | |
防塵フィルタのサイズは実測約430×125mm。こちらはマグネット固定ではなく、四方に設けられた溝に引っ掛けるだけ。スライド着脱に比べ、設置後のメンテナンスは少々面倒かもしれない |