エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.378
2014.12.08 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここからは「GeForce GTX 750 Ti KalmX」を実際に動作させ、パフォーマンスのチェックを開始することにしよう。プラットフォームには、チップセットにIntel Z97 Expressを搭載したメインストリーム向けのLGA1150対応マザーボードを用意し、CPUには最上位モデルのCore i7-4970Kを使用した。
また「GeForce GTX 750 Ti KalmX」はリファレンスに準拠したファンレス仕様であるため、検証はコアクロックおよびメモリクロックを定格のままとした。“ ツルシ”の状態でどれだけのポテンシャルを発揮するかに焦点を当て、検証を進めることにする。なおテスト環境は以下の通り。
「GeForce GTX 750 Ti KalmX」のスペックを「GPU-Z 0.8.0」で確認。コアクロックとメモリクロックはリファレンスに準拠している | |
アイドル時は消費電力を抑えるため、コアクロック135MHz、メモリクロック810MHz(202.5MHz×4)まで低下。また高負荷時はGPU Boost機能により、コアクロックは定格の1,050MHzを上回る1,163.2MHzまで上昇した |
まずは定番3Dベンチマークソフト「3DMark」の計測からはじめよう。プリセット設定は、DirectX 11対応の「Fire Strike」と、GTX 750 Ti搭載グラフィックスカードにはやや辛そうな負荷の高い「Fire Strike:Extreme」の2つを選択し測定を行った。
3DMark「Fire Strike」 |
「Fire Strike」では“3DMark”、“Graphics Score”ともに4,000台をキープ。ミドルレンジのGPUとしては十分なスコアを記録している。「Fire Strike:Extreme」では、“3DMark”と“Graphics Score”がいずれも2,000割れ。想定通りさすがに厳しい結果だが、GeForce GTX 750 Tiには荷が重いテストとして割り切って考えるべきだろう。