エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.378
2014.12.08 更新
文:GDM編集部 Tawashi
続いては3Dベンチマークソフトをもうひとつ。重量級の「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」を使用し、3D描画シーンにおけるパフォーマンスをチェックしていく。プリセット設定はDirectX 9ベースの“Basic”に加え、より高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”を選択した。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
こちらも3DMark同様、DirectX 9ベースの“Basic”では安定したスコアを計測。高負荷なDirectX 11対応の“Extreme”ではAverage FPSが26.30という結果で、シングルプレイの合格点である30fpsには僅かに及ばず。それでも、ミドルレンジGPUであることを考えれば、健闘している。
ここからは実際のプレイシーンを想定し、各種ゲームベンチを使用した計測に入る。まずは、大型MMO RPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」ベンチマークテストの結果から確認しおきたい。テスト条件はグラフィック設定を“標準品質”と“最高品質”にセット。解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測を行っている。
ドラゴンクエストXベンチマーク |
1,280×720ドットではグラフィック設定“標準品質”と“最高品質”ともに“19,000”オーバーを計測。1,920×1,080ドットでも“最高品質”で“16,000”オーバーといずれも申し分のない「すごく快適」なプレイが約束される。「GeForce GTX 750 Ti KalmX」購入後は、旧世代グラフィックスカードやオンボードグラフィックスと比べて、レベルの違いを十分実感できるはずだ。
お次は、DirectX 11対応タイトルより「ロストプラネット2ベンチマーク」を選択。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる設定で計測を行った。なお解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測している。
ロストプラネット2ベンチマーク |
FPSゲームの中でも重量級と言われる「ロストプラネット2」だが、1,280×1,080ドットなら最高画質でも80fpsオーバーの申し分ないスコア。マルチプレイの合格点である60fpsも越えており、十分ゲームを楽しめる。また、1,920×1,080ドットでもシングルプレイの基準である30fpsを軽々越える50fpsオーバーを計測した。補助電源不要のミドルレンジグラフィックスカードとしては、合格点といえるスコアだ。