エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.380
2014.12.13 更新
文:GDM編集部 Tawashi/絵踏 一
「X99S GAMING 9 ACK」のブロックダイヤグラム図 |
まず手始めにマニュアルから「X99S GAMING 9 ACK」のブロックダイヤグラム図を参照、その基本構成からチェックしていこう。CPU直結のPCI-Expressは最大40レーンに対応、最大4-Wayのマルチグラフィックス構成や高速M.2スロット「Turbo M.2」を動作させている。なお、5番目のPCI-Express3.0(x16)は「Turbo M.2」と帯域を共有しているほか、PCIe2.0動作のM.2(10Gbps)、SATA Express(10Gbps)、SATA 3.0(6Gbps)×2はそれぞれ排他利用。また、「Streaming Engine」はチップセットとPCI-Expressで接続されていることが分かる。
スペックを確認したところで、ここからは「X99S GAMING 9 ACK」の各部位の詳細に迫っていこう。ソケットはハイエンドCPU「Haswell-E」世代に対応する「LGA2011-v3」、電源回路には8フェーズ構成によるデジタル電源回路を実装している。また、各種コンポーネントは「HI-C CAP」や「スーパーフェライトチョーク」、「DARK CAP」など「ミリタリークラス4」に準拠した高品質パーツを採用。湿度・静電気・電磁波から回路を保護するMSIの新しい品質基準「GUARD PRO」にも対応し、きわめて高い安定動作と長寿命を実現している。