エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.380
2014.12.13 更新
文:GDM編集部 Tawashi/絵踏 一
「Turbo M.2」は、SATA3.0(6Gbps)の5倍以上高速な最大32Gbpsに対応するM.2スロット。CPU直結のPCIe3.0(x4)で動作する。またSATA3.0(6Gbps)は計10ポートを備え、そのうちSATA5/6ポートと共有仕様となる次世代SATA規格のSATA Expressポートを実装している。
対応SSDは少ないが最大32Gbpsに対応する高速SSDが利用できる「Turbo M.2」 | |
SATA3.0(6Gbps)は計10ポート。SATA1~6ポートまでがIRSTのRAIDで使用可能だ |
他の拡張カードから発生するEMI(電磁波障害)からシールドで守られた「Audio Boost2」。さらに「X99S GAMING 9 ACK」では“DRAGON ARMOR”と呼ぶアルミプレートによって音響コンデンサやチップ全体を覆っている | |
「Audio Boost2」を覆う130mm×40mmの“DRAGON ARMOR”は、ネジで2点留めされていた |
「X99S GAMING 9 ACK」もまた、MSIのゲーミングマザーボード「GAMING Series」定番の高音質オーディオ回路「Audio Boost2」が搭載されている。さらにフラッグシップ機のオリジナル仕様として、他のコンポーネントからの干渉を防ぐ“DRAGON ARMOR”と呼ばれる保護シールドを装備。音声品質やノイズ対策は万全だ。
内部はデジ・アナ回路を基板レベルで分離し、サウンドカードのように動作させる独立設計のオーディオ回路を採用。専用の電源入力「ダイレクト・オーディオ・パワー」を設けることでパワフルで安定した電源供給を可能にしている。また、デュアル実装されたオペアンプ「OPA1652」やニチコン製の音響コンデンサ、600Ωの高級ヘッドホンを駆動させる専用ヘッドホンアンプなど、搭載パーツもサウンドカード顔負け。拡張スロットをグラフィックスのみにフル活用できるだろう。
周囲をニチコン製の音響コンデンサやデュアル実装されたオペアンプ「OPA1652」が固める高品質オーディオ回路「Audio Boost2」 | |
外付けサウンド派も安心。USBポートに継続的に安定した5Vを供給するUSB DAC用の「USBオーディオパワー」を使えば音質低下を防ぐことができる |