エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.381
2014.12.15 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは画像を中心に「X99 Extreme11」の詳細検証を進めていくことにしよう。まずはPCの安定動作に重要なCPU周りから。電源回路には「Super Alloy」準拠の高品質コンポーネントで構成された、デジタル制御の12フェーズ回路を搭載。さらにIntersil製フェーズダブラーを実装し、より細かい電源タイミングの制御を行うことで、安定性や耐久性を高めている。
チップセットは、Haswell-Eに合わせてリリースされたIntel X99 Expressに加え、SASコントローラLSI「SAS 3008」と、PCI-Express3.0のレーンスイッチチップPLX「PEX8747」を2基実装する豪華仕様。これにより、18ポートのSATA3.0(6Gbps)に加え、フルレーン4-Wayマルチグラフィックスや「Ultra M.2」×2など、およそ考えられるだけのハイエンドな装備を可能にしている。
Haswell-Eに合わせてリリースされたチップセットIntel X99 Express。製造プロセスは32nm、パッケージサイズ25×25mmで、TDPは6.5W | |
SAS/SATA拡張カードでの採用例も多いLSI「SAS 3008」。バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x8)で、RAIDレベルは0/1/1E/10に対応する | |
CPUのPCI-Express3.0レーンを効率的に分配するため、レーンスイッチチップPLX「PEX8747」を2基搭載する |
「X99 Extreme11」では、電源回路のMOSFETとチップセット類を冷却するため、XXLサイズの大型ヒートシンクを搭載。さらにサイドフロー向けの補助ヒートシンクを追加し、冷却性能を向上させている。