エルミタ的業界インタビュー「オピニオン」 Vol.22
2014.12.19 更新
文:GDM編集部 Tawashi
2007年にスウェーデンで誕生したFractal Design。日本国内市場に上陸を果たしたのは、設立3年後の2010年だった。ひと目でそれと分かるスカンジナビアデザインは、日本の自作ユーザーからも支持を集め、わずか数年で人気のPCケースメーカーへと成長した。そして、同社のコンセプトである「静音志向」のPCケースは、自作派のみならずBTOメーカーでの採用例も多い。現在は主力製品であるPCケースを筆頭に、電源ユニットやケースファン、そしてこのほど発表されたオールインワン水冷キット「Kelvin」シリーズなど、精力的にラインナップが増え続けている。
今回インタビューに応じてくれたのは、Fractal Designの社長(Managing Director)であるHannes Wallin氏と会長(Chairman of the Board)のIngemar Fredriksson氏、そしてAPAC Sales Team ManagerのFrances Chang氏の3名。特にHannes氏は、社長ならではの視点から、Fractal Designへの熱い思いを語ってくれた。
Hannes Wallin氏。スウェーデン、ヨーテボリ出身で若干17歳にしてPC関連の会社を起業。その後、2007年にFractal Designを設立し現在に至る | |
Ingemar Fredriksson氏。某有名上場企業の幹部を経て、現在はFractal Designの会長を務める | APAC Sales Team ManagerのFrances Chang氏は台湾支社勤務。今年開催された「COMPUTEX TAIPEI 2014」では、エルミタ取材班がお世話になった |
雪の結晶をモチーフとしたFractal Designのロゴ。しかしPCケースにデザインされることはない |