奥行140mmのショートサイズ筐体を採用

続いて、パッケージから「CY-AR750GM」を取り出し、外観スタイルをチェックしていくことにしよう。奥行は標準的なATX電源より20mm短い、140mmのショートサイズを実現。またボトムとリアの吸排気口には、通気性のよいハニカム構造を採用することで、エアフローを高めている。

ケーブルが直結式のため、コンパクトながら実測約2.4kgの重量級。手に持った印象もズシリと重い
サイドには、各出力が確認できるスペックシートが貼り付けられている
MTBF 70,000時間（40℃環境下）の高耐久120mmファンを搭載。ファンの回転数は「インテリジェントファンコントロール」機能により、負荷に応じて自動的に調整される
リア排気口もハニカム構造を採用。また電源コネクタ上部には「Cyonic」のロゴプレートがあしらわれている

マルチグラフィックス構成にも対応する豊富なコネクタ

「CY-AR750GM」のコネクタは、ATX 20+4pin×1、CPU 4+4pin×1、CPU 8pin×1、PCI-Express 6+2pin×4、SATA×10、ペリフェラル4pin×4、FDD×1を搭載。+12V出力は64Aまでサポートしており、2-Wayマルチグラフィックスなら、ハイエンド構成でもコネクタ・出力とも不足することはないだろう。

コネクタ数も多いため、ひとまとめにするとかなりのボリューム。ただし、ATX 20+4pin×1以外は柔らかいフラットケーブルのため、付属の結束バンドで個別に束ねてやればコンパクトに収めることができる
ATX20+4pinコネクタ。コネクタは分割式で、公称600mmのロングケーブルを採用する	PCI-Expressコネクタは6+2pin×4。ケーブル1本に2つのコネクタが接続されているため、標準的なシングルグラフィックスなら1本で賄うことができる
CPU用電源コネクタは、8pinと4+4pinの2個。ハイエンドマザーボードでは、CPU電源コネクタを2系統備えるモデルも増えているが、「CY-AR750GM」なら変換コネクタは不要だ
SATAコネクタは計10個搭載	レガシー周辺機器用に4pinペリフェラルやFDD 4pinも用意されている