エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.384
2014.12.23 更新
文:GDM編集部 池西 樹
内部構造の確認が終了したところで、ここからは「CY-AR750GM」を実際にPCへと組み込み、その安定性を検証していこう。CPUにはLGA1150プラットフォーム最上位のCore i7-4790Kを、グラフィックスカードにはTDP 200WのRadeon HD 7950をチョイスし、標準的なアッパーミドル構成を用意した。なお詳細なテスト機材構成は以下の表を参照いただきたい。
まずは初めは定番ストレステスト「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」から検証を進めていく。こちらはCPUとGPUの両方に高負荷をかけることができるため、システムフルロード時の挙動を確認することができる。
「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」による各電圧の変化 | |
「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」による各電圧の最大/最小/平均値 | |
「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」実行時の消費電力推移 |
まず+12Vから確認すると、こちらは最低でも12.096Vまでしか下がらず優秀な結果。グラフのブレもわずかしかなく、高負荷時でも安定した出力が期待できる。また+5Vや+3.3V出力についても波形に乱れは見られず、ストレージを多く搭載させた環境でも動作に全く不安はない。ちなみに消費電力を確認すると、CPUとGPUの合計TDPに近い290W前後で推移しており、シングルグラフィックスカードのハイエンド環境なら、300Wから350Wあたりを想定しておけばいいだろう。