エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.384
2014.12.23 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による検証を進めていこう。計測ではなるべく高負荷の状態を作り出すために、すべての項目にチェックをいれ、ストレステストを実施している。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大/最小/平均値 | |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」実行時の消費電力推移 |
「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」に比べると若干処理が軽いようで、消費電力は約30W低い260W前後で推移している。これに伴ない、+12Vの平均スコアも12.142Vに上昇しており、こちらも動作に全く不安はない。また今回はグラフィックスカードやCPUクーラーの音のほうが大きいため騒音値を測定していないが、「OCCT 4.4.1:PowerSupplyTest」「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」とも電源ファンの騒音が気になるシーンは一度もなかったことを付け加えておく。
次に3D描画シーンにおける負荷環境を再現するため、「Unigine Heaven Benchmark 4.0」を実行、動作中の挙動をチェックする。計測環境は“Extreme”プリセットを選択し、ベンチマークを実行後はデモ画面を一定時間表示させている。
「Unigine Heaven Benchmark 4.0」による各電圧の変化 | |
「Unigine Heaven Benchmark 4.0」による各電圧の最大/最小/平均値 | |
「Unigine Heaven Benchmark 4.0」実行時の消費電力推移 |
これまでのテストに比べると電力の変動が大きいテストだが、+12V、+5V、+3.3Vとも大きな降下はなく安定したグラフ。+12Vの最小値はこれまでの中で最も低い12.000Vだが、それでも定格値を下回ることはなく、実際のゲーミングシーンでも安定した電力供給が期待できる。またGPUの負荷が高く、これまでの経験上「コイル鳴き」が比較的発生しやすいテストということで、テスト中には音にも注意をしていたが、高周波ノイズが発生することは一度もなかった。