エルミタ的一点突破 Vol.35

Noctua 「NH-D9L」「NH-U9S」検証

2015.01.06 更新

文：GDM編集部松枝清顕 / 池西樹（テストセッション）

CPUクーラー

「NH-D9L」「NH-U9S」共通の組み込み手順解説

最終セッションの冷却能力テストを行う前に、組み込み手順を解説しよう。マザーボードへの取付は「NH-D9L」「NH-U9S」共通で、Noctuaの熟成されたリテンションは扱い易く、作業工程にも無駄がない。またマニュアルの図説も分かりやすく、作業に戸惑う事はないだろう。なおここでは「NH-D9L」を使い、LGA1150ソケットへ搭載を試みている。


マザーボードの裏面からCPUソケット四隅の穴に「NM-IBP2 Backplate（LGA115x）」を装着。バックプレートにある3つの凸に穴を合わせれば方向が決まる

	マザーボード表面から、「NM-IBP2 Backplate（LGA115x）」の突き出したピンに「NM-IPS1 Spacers（LGA115x）」を装着。ネジではないため、被せるイメージ

「NM-IMB2 Mounting Bars（LGA115x）」を使い台座を仮組み。この装着方向により、CPUクーラーのエアフロー方向が決まる。画像の通り台座を作れば、一般的な横向きのエアフローで固定が可能

例によってIntelはソケットによりネジピッチが違うため、「NM-IMB2 Mounting Bars（LGA115x）」には3箇所の穴が用意されている。なおLGA115xは中央部の穴を使用	「NM-ITS1 Thumbscrews（LGA115x）」で締め付ける。ハンドスクリュータイプなので、ある程度は指で、増し締めはドライバーを使用し、しっかり固定しよう

台座部分はこれで完成。作業時間は約5分程度で、NoctuaのCPUクーラーユーザーであれば、マニュアル無しでも簡単に組み込む事ができるだろう

完成した台座に、冷却ファンを取り外したヒートシンクを固定。リテンション固定のバネネジは反発力があるため、左右交互にトルクを掛けていこう。なおグリスの塗布も忘れずに

ワイヤークリップで冷却ファンを固定すれば搭載は完了