エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.393
2015.02.03 更新
文:GDM編集部 絵踏 一/Tawashi
「G-Master Hydro-X99 II」の概要を大まかに掴んだところで、BTOのベースとなるPCケースから詳細を確認していこう。
今回採用されたのは「静音」を最大のコンセプトに、イマドキPCケースに仕上げられたFractal Design「Define R5」だ。昨年末に発売された同社の看板モデルで、フルフラットなデザインを採用するフロントパネルには開閉ドアを装備。冷却性能と静音性能を極限まで突き詰めた「G-Master Hydro-X99 II」には最適なPCケースと言えるだろう。
遮音効果のあるドアを開くとあらわになるフロントパネル。ドアは蝶番を付け替えることで開閉方向が変更できる「デュアルサイドマウンティング」を採用 | |
四隅にインシュレーターを配置したボトム部。スライド式で簡単に脱着できる、長さ約490mmのロングタイプ防塵フィルタを備える |
「Define R5」は、トップに標準で密閉状態を作り上げる3枚の「ModuVent」が取り付けられている。「G-Master Hydro-X99 II」ではその内の2枚を取り外し、140mm口径ファン「Dynamic GP14 140mm」とCPUクーラー用のラジエターを装着。トップ開口部にはマグネットで着脱できる、サイコムオリジナル防塵フィルタを装備し、防塵とデザイン面の両立が果たされている。
取り外した「ModuVent」2枚分の開口部には、サイコム謹製の防塵フィルタが装着されている |