エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.393
2015.02.03 更新
文:GDM編集部 絵踏 一/Tawashi
「G-Master Hydro-X99 II」が採用するPCケース「Define R5」では、上下セパレートケージタイプの2.5/3.5インチ共用シャドウベイが上段に5基、下段に3基の計8基が用意されている。加えて、マザーボードトレイ背面に2箇所の2.5インチSSD/HDD専用のシャドウベイを備えている。
標準構成ではSeagate製の「ST500DM002」(500GB/SATA3.0/7,200rpm/16MB)がマウントされているが、カスタマイズ次第でHITACHI、TOSHIBA、Western Digitalの選択肢が用意されている。ちなみに用意されるモデルの最大容量は1台につき2TBまで。もちろんSSDの選択も可能で、CFD、Crucial、Intel、PLEXTOR、SanDiskの5ブランドから自作市場で人気の高いモデルが豊富にラインナップ。計19種類の中からチョイスできる。(※選択パーツ2015年1月25日現在)
ホワイトに塗装された専用トレイは金属製。評価機ではWestern DigitalのHDD「WD10EZRX」とSanDiskのSSD「SDSSDHII-240G-J25C」が搭載されていた | マザーボードトレイ背面の2.5インチSSD/HDD専用のシャドウベイ。コネクタを下向きにする事で、配線がし易くなるため、縦置き2列に並べられている |
5.25インチオープンベイは全2段が用意される。標準搭載されるのは、LG製DVDスーパーマルチドライブ「GH24NSB0 BL」(書込ソフト付)。カスタマイズでは、Blu-ray読込のみ、読み書き対応等、8モデルを用意。最上位にはパイオニア製「BDR-S09J-BK」も選択できる。
5.25インチオープンベイは全2段仕様。上段に光学ドライブを搭載する。カスタマイズ次第では、ドライブ非搭載も選択可能 |
「G-Master Hydro-X99 II」ではフロント吸気とトップ排気に、それぞれ140mm口径ファン各1基が標準で装備されている。いずれも1,000rpmの「Dynamic GP14 140mm」で、これらはフロント上部のファンコントローラによる制御に対応する。なお、ファンコントローラーはスライド式で3段階(12V/7V/5V)の設定に対応しているが、搭載ファンの仕様上、2段階での制御となる。制御段階は5V時の500rpm±10%(工場出荷時)と、7V/12V時共通の800rpm±10%だ。
フロントの開閉ドア式を開けると、5.25インチドライブベイ左上にあるスライド式のファンコントローラーにアクセスできる | 「Define R5」ではリア搭載の「Dynamic GP14 140mm」を「G-Master Hydro-X99 II」ではトップ排気に変更した |
サイコムのPCで忘れてならないのが、ケーブルマネジメント術だ。コネクタ同士を最短で結んだ無駄のない取り回しは、まさに熟練の技。「Define R5」ユーザー以外でも大いに参考になるだろう。
サイコムが得意とするケーブルマネジメント。見た目の美しさだけではなく、ケース内のエアフロー向上にも貢献する |