エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.394
2015.02.07 更新
文:GDM編集部 池西 樹
PLEXTOR「M6e Black Edition」シリーズ「PX-256M6e-BK」(256GB) 市場想定売価税込34,370円前後(2月7日発売予定) 製品情報(リンクスインターナショナル/PLEXTOR) |
「M6e Black Edition」シリーズは、今年1月にグローバルリリースされたPLEXTORブランドのフラッグシップSSD。「M6e」シリーズをベースにしたモデルで、バスインターフェイスは帯域幅10GbpsのPCI-Express2.0(2.0)に対応。さらに継続的なストレージアクセスでの安定動作を可能にする大型のヒートシンクカバーと、電力供給をサポートするSATAコネクタが新たに追加されている。
ブラックとレッドのコントラストが印象的な「M6e Black Edition」。アクリルサイドパネルのゲーミングケースとのマッチングも上々だ |
またメインメモリの一部をSSDキャッシュとして利用する、インテリジェントキャッシュ技術「PlexTurbo 2.0」を新たにサポート。アクセス性能を飛躍的に向上させる「Performance Boost」に加え、停電や意図しないシステムダウンからキャッシュデータを保護する「Safe Power Loss」、独自アルゴリズムによりSSDの劣化を抑制する「Life Extension Mechanism」機能を備え、パフォーマンスだけでなく、耐久性・信頼性を兼ね備えたストレージ環境を手軽に構築することができる。
起動時のBIOS ROM画面では、バスインターフェイスの帯域幅が表示される。使用時はPCI-Express2.0(x2)で動作しているか、シッカリと確認しておこう | OS標準のAHCIドライバで動作するため、OSのインストール時にも特別なドライバは不要だ |
コンポーネントは、コントローラがMarvell製サーバーグレードIC「88SS9183」、NANDフラッシュは東芝製19nm Toggle MLCという、PLEXTORブランドおなじみの構成。さらに使い込まれた状態でも安定した性能を実現する「Plextor True Speed Technology」や、「48時間連続読込/書込テスト」「4,000回のアイドル/スリープ/ハイバネーションモードの繰り返しテスト」「250回の起動テスト」という厳格な出荷前テストを実施する「Zero Error」に準拠し、240万時間という業界トップレベルのMTBFと、圧倒的な低不良率を実現しているのも特徴だ。
M.2 SSDと変換基板で構成される「M6e Black Edition」。基本的なスペックは、以前詳細検証をお届けした「M6e M.2」シリーズに準じている |
容量ラインナップは128GB、256GB、512GBの3モデル展開。公称転送速度はモデルにより異なるが、今回検証を進める256GBモデル「PX-256M6e-BK」では、シーケンシャル読込770MB/sec、書込580MB/sec、ランダム読込105,000 IOPS、書込100,000 IOPS、キャッシュメモリはDDR3 512MBを搭載する。なお各モデルの詳細スペックは以下の通り。
「CrystalDiskInfo 6.3.0」の結果。ファームウェアバージョンは1.05で、使用時間やデータ転送量も確認できる |