エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.394
2015.02.07 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは各種ベンチマークソフトを使い、「PX-256M6e-BK」のパフォーマンスを検証していくことにしよう。テスト環境には、Intel LGA 1150プラットフォームを用意し、セッション後半では「PlexTurbo 2.0」を有効にした状態での計測も実施している。
ちなみに今回使用するベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」「CrystalDiskMark 3.0.3b」「HD Tune Pro 5.50」「ATTO Disk Benchmark 2.47」の計4種類。OS、ドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用HDDを別途用意し、テストドライブにはデータを書き込まない状態で行っている。なお詳細なテスト環境は以下の通り。
本格的な検証に入る前に、まずはスペック上は同等とされる「M6e M.2」シリーズの256GBモデル「PX-G256M6e」と性能を比較し、変換基板によるボトルネックの有無について確認しておこう。
「PX-G256M6e」のAS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:総合ベンチマーク | 「PX-256M6e-BK」のAS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:総合ベンチマーク |
「PX-G256M6e」のATTO Disk BenchMark 2.47 | 「PX-256M6e-BK」のATTO Disk BenchMark 2.47 |
「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:総合ベンチマーク」を確認すると、「PX-G256M6e」の1173ポイントに対して、「PX-256M6e-BK」では1165ポイントと誤差の範囲内。各ベンチマークスコアも大きな違いはなく、ほぼ同等と考えていいだろう。またSSDの最大性能を測る「ATTO Disk BenchMark 2.47」にも差異はなく、変換基板によるボトルネックはないと結論づけてよさそうだ。
続いて「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」を使い、「PX-256M6e-BK」の基本パフォーマンスと圧縮率によるシーケンシャルアクセスへの影響を確認していこう。
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:総合ベンチマーク | |
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088:Compression-Benchmark |
圧縮率の影響を測る「Compression-Benchmark」の読込は約725MB/secでフラットなグラフ。書込については一部スパイクはあるものの、おおむね550MB/secで安定しており、圧縮率の影響はみられない。総合ベンチマークもハイエンドSSDの目安とされる1,000ポイントを大きく上回っており、シングルSSDとしてパフォーマンス面に不満はない。