エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.397
2015.02.20 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、実際のゲームプレイを想定したベンチマークを使い、計測を進めていくことにしよう。まずは、DirectX 11対応のオープンワールドゲーム「Watch Dogs」のスコアから。解像度は1,920×1,080ドット、グラフィックス設定は“最大”にセットし、パトカーとのカーチェイス部分を約180秒間プレイ、その際のフレームレートを「Fraps」を使い取得している。
Watch Dogs(fps) |
全く同じプレイが難しいため、比較的誤差の大きいベンチマークだが、Average FPSやMax FPSは約4fpsと大きく向上。Min FPSの底上げ効果も期待でき、高クロックモデルを選択するメリットは大きい。また実際のプレイでは、描画アイテムが増えるとやや処理が重くなる場面があるものの、画質設定の調節で対応できるレベルだった。
続いてDirectX 11対応のFPSゲーム「ロストプラネット2ベンチマーク」の結果を確認していこう。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかる設定で計測を行った。なお解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
1,920×1,080ドットまでなら、最高画質でもマルチプレイの合格点とされる60fpsを楽々クリア。オーバークロックの効果も約5%で、「3D Mark」とほぼ同等の伸びを示すなど、こちらも良好なスコアを計測した。
次に、オンライン系RPGの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の公式ベンチマークのスコアを確認していこう。品質設定のプリセットは“最高品質”、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
1,280×720ドットでは、CPUがボトルネックとなるためか約3%とやや効果は低め。しかし1,920×1,080ドットでは、約5%に差が広がっており、高解像度環境であればこのクラスのゲームでも高クロックモデルを選択するメリットは十分にある。